第2回須坂米子大瀑布スカイレース レースレポート

期日 2018年9月7日(土)
スタート時刻 13:00  距離約13km
累積標高約700m    記録 1時間11分45秒     
結果 優勝

<使用ギア> 
ウェア: S-LAB SENSE TEE
S-LAB SENSE SHORT
ソックス:SENSE SUPPORT
シューズ:SENSE PRO 3
インソール:superfeetカスタムブラック
ベルト:S-LAB MODULAR BELT
ニューハレ:ニーダッシュ(膝)、Vテープ(腰)
Xテープ(左足首)
ジェル:SHOTZエナジージェル
スタート30分前1本(カプチーノ
ゴール後 1本(ワイルドベリー)
給水:エレクトロライトショッツ
(水250mlに対して1本)

<標高2000mを越える小根子岳頂上を踏むショートコース>
 昨年はロングの部に出場したが、今年はスケジュールの都合上、ショートコースにエントリーした。この大会のショートコースは一つの山の頂上へ行って帰ってくるシンプルな登山コースだ。スタート地点の標高は約1500m。標高約2200mの小根子岳頂上を経て、ゴールまでガレた登山道を一気に下って行く。
この日の天候は雨。じっとしていれば肌寒いコンディションだった。そんな中レースを運営してくださるスタッフのみなさんに感謝しつつ、参加させていただいた。

<レースへの準備>
8月始めの「野沢トレイルフェス」で左足首を捻挫し、5日間走らずに休養した。走り始めてからは、徐々に練習量を戻し、週1回のトラックでのスピード練習や、週末のトレイルランニングを行ってきた。しばらくは思うように走れなかったものの、9月の始めには捻挫する前に近い状態まで戻すことができた感覚があった。また、superfeet水口さんにsuperfeetを新調していただいたり、一緒に走らせていただく中で、効率の良い走り方を指導していただいたりしたことで、動きの改善にも取り組んできた。
良い感覚があったとはいえ、捻挫が完治したわけではない。今回は怪我しないことを第1に考え、このレースをトレーニングの一環として、現状のベストを尽くすことを決めていた。また、距離が短いので、力を出し惜しみしないようにしようとも考えていた。

<装備品>
装備品は競技時間が短いことを考え、とSーLAB MODULARBELTを腰に着用し、ソフトフラスク500mLを携帯。念のためShotzを一つ入れた。また、悪天候であることと、標高2000mを超える山に登ることを考えて、ライトジャケットをベルトのポケットに入れて携帯。アームスリーブとグローブを着けて出走したが、もし必要なくなればベルトのポケットに入れようと思っていた。
トレイルの状態がぬかるんでいるところもあれば、ガレ場もあることが分かっていたので、シューズは、オールラウンドタイプで試し履きの感覚が良かったSENSE PRO 3を選択した。

<レース展開1〜スタートから小根子岳山頂〜>
午後1時、ショートの部がスタートした。スピードがありそうな若手選手もいたのだが、スタートダッシュをする選手はいなかった。スタートしてから約1.5kmはロードの下り坂だ。距離が短いのでここでブレーキをかけないようにしてリズムよく走ったら、先頭に立っていた。若い選手が並走する形で1.5kmのロードを終えて、小根子岳山頂へ続くトレイルに入った。
若い選手に先に行ってもらい、2番手を走る展開。後続とは少し差が開いていた。今回は上り坂でもゆったり動いて効率の良い走りをすることを心がけていた。しばらくしたところで先頭を譲ってもらった。とばすつもりはないが、後続とは少し差が開いているのが分かった。登り坂に強い宮川選手が追い付いて来ることが予想されたが、追いつかれるのを待つのではなく、行けるところまで自分のペースで行くことにした。
思ったよりもいいペースで走れたおかげで、宮川選手に追いつかれたものの、自分が思っていたよりも山頂に近いところまで来ていた。ここまで来たら、簡単に引き離されてはいけない。行けるところまでついていくだけだ。そう思って歩いたり走ったりしていたら、それほど差が開かないまま、小根子岳山頂まで来ることができた。
上り坂はもう終わり。ここからは自分の得意な下り坂だ。

<レース展開2〜小根子岳山頂からゴール〜>
根子岳北肩からは会場まで約5kmの下り坂だ。下り坂に入ったところで、宮川さんから先頭を譲っていただいた。下り坂で先頭に立った以上、スピードを緩めずに進むしかない。しばらくは大きな石がゴロゴロしたガレ場を下る。また、雨で柔らかくなったトレイルをロングコースの大勢の選手が走った影響で、ぬかるんで滑りやすくなっているところも多かった。さらに、ショートコースの登りと重複する区間もあり、ショートコースの登りの選手と下りの選手、ロングコースの下りの選手が混在する区間もあった。怪我をしないように気をつけながら集中して、リズムよく下った。自分としても、だいぶハイスピード走ったつもりだったが、ふり返るとすぐ後ろに宮川さんが…。まったく気の抜けない展開で、会場近くまで戻ったところでコース表示が分かりづらいところがあって、コースロスト。間違えたことがすぐにわかったので、引き返し、宮川さんと並走する形になった。ゴールが近かったので、力を振り絞って走ると、少し差が開き、そのまま先頭でゴールゲートをくぐることができた。


<考察>
ほぼ毎週行った高社山往復トレーニングで山の登り下りに対する不安はなかった。また、週1回のトラック練習のおかげである程度のスピードを出して走ることもできるようになってきている。トレーニングは順調で、いい状態に仕上がってきていると思う。


SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HRのデータ】


レースのデータを客観的に見るのは楽しい。

心拍数のグラフ。最初から最後まで追い込んで走ることができているのが分かる。

高度と心拍数の両方を表示させたグラフ。登りだけでなく、下りでも攻められたことが分かる。


高度とEPOC(運動強度の指標)を掛け合わせたグラフ。後半に力を出し切れたことが分かる。

【お世話になったギア】

レースではSALOMON SENSEPRO 3 × superfeet カスタムブラック。ストレス無しの足入れ感。グリップ力抜群のアウトソール。適度な厚さと屈曲性のミッドソール。ガレ場もぬかるんだトレイルも問題なく走れました。この組み合わせをチョイスして◎でした。

捻挫の左足はニューハレXテープ2枚貼りでがっちりガード。ガレ場や泥トレイルも安心して走り切れました。

補給食はshotz。今回、レース中は摂りませんでしたが、レース前と後にジェルを1本ずつ。エレクトロライトショッツはこまめに摂りました。


【表彰式】


ありがとうございました。

※写真は大会公式ホームページより引用させていただきました。