イランカラプテくしろさっぽろ国体レースレポート

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期日 2019年 2月15日(金)
場所 札幌市白旗山距離競技場
種目 クロスカントリー成年男子C
距離 5km
スタート順22番
スタート時刻 1:05:30
結果 6位
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昨年はお休みした国体。社会人アスリートにとっては練習時間の捻出と、大会期間の日程調整が最大の課題だ。目標は3位以内。全力を出し切るためには、達成できるかできないかぐらいの目標設定が必要だと思っている。

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北海道には、大会2日前に移動。午前2:40に自宅を出発したが、いろいろあって、その日は練習ができなかった。移動疲れが激しい。

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大会前日に、スキーテストとコースのチェックを行った。札幌の雪はいつも練習している本州の湿った雪とは違い、握っても固まらない、片栗粉のような乾雪。3台のスキーの滑りをテストし、滑りの良かった1台と、翌日の天気予報に合わせた1台にそれぞれ異なるワックスを塗って頂くことにした。
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大会当日はスタート2時間前に会場に到着。雪質に合わせてワックスを塗って頂いた、2台のスキーの滑り具合をテストして、本場で使うスキーを決めた。最後の仕上げをコーチにお願いし、ウォーミングアップ用のスキーにグリップワックスを塗ってコースの下見へ。ワックスの効き具合を確認しながら、大会コースを一周。テントに戻って準備をし、再びウォーミングアップへ。スピードを上げて滑り、心拍数を上げた。スタート地点に移動し、両足にトランスポンダーと呼ばれる計測装置を装着。コーチが仕上げてくれた本番用のスキーを履いて、スタートを待った。
スタート順は22番。1時5分30秒にスタートバーを切った。
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スタートしてから1kmは、小刻みなアップダウンはあるものの、ほぼ水平移動。力強くダブルポールや一歩滑走をした。1km過ぎのタイムチェックでは、4番通過。前の選手とは2秒差だった。2kmあたりからは、大きく登って、大きく下るを何回か繰り返すコースレイアウトで、休みどころが無い。苦しい場面で粘れるのが自分の持ち味だと自分に言い聞かせて、体を動かし続けた。
 3km地点手前の下り坂はスピードが出る上にコース幅が狭く、カーブしている。今までに滑った選手がボーゲンやターンをした跡が残り、難易度が高くなっていた。練習ではある程度スピードを抑えて滑っていたが、本番ではフルスピードで突っ込んでいった。練習の時よりも膨らんでしまって、焦ったが、転倒する事なく無事に通過した。
レース後半になると、フォームが崩れていることを感じたが、自分の体に染み付いた滑りを信じて、動き続けることに集中した。1人、また1人と交わし、ゴールに向かう。最後の下り坂を抜けるとスタジアムは目の前だf:id:urakov:20190215131925j:plain
スタジアムに入ってからは必死にダブルポール。「ここの頑張り次第で順位が変わるぞ!」コーチに劇を飛ばして頂いて、さらに必死。最後は一歩滑走で力を振り絞り、フィニッシュ。
この時点で3位。2位以内でゴールするという目標には届かなかったが、まずまず。入賞圏内だ。ドキドキしながら電光掲示板を見つめる。最終的に6位が確定。自分の中で最低ラインに掲げた入賞を果たすことができて、ホッとした。

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チーム長野 成年C組

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↑世界のヤマケンさん、駒村さんと

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↑服部さんと

「力を出し切れるだろうか?」「他の選手と接触して転んだらどうしよう。」など、レース前にはネガティブな考えも浮かんできた。その度に、応援してくれるクラスの子どもたちや保護者の皆様、職員の皆様、文句も言わずに送り出してくれた家族のことが頭に浮かんだ。さらに、何日も前から、朝から晩までワックステストをし、選手に最後のスキーを提供してくださったチーム長野の最強スタッフの皆様。自分のためにここまでして頂けることなんて、国体以外には無い。「やるしかない。」という気持ちが、自分にパワーをくれた。
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↑表彰式
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↑飯山南高校の偉大な先輩方と 優勝 恩田先輩 3位 駒村先輩 8位 服部先輩 6位 わたし
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↑チーム飯山 優勝を含む全員入賞!
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↑そしてチーム長野

この場に立たせて頂いたことに感謝‼︎