志賀高原マウンテントレイルレースレポート

志賀高原マウンテントレイル レースレポート

期日 2017 年7月8日(土)
スタート時刻 8:30 距離 40km
記録 4時間17分22秒 結果 総合 5 位

<使用ギア>
ウェア:S/LAB SENSE TANK
ショーツ:S/LAB SHORT 4
ソックス:RX S-LAB
シ ュ ー ズ : S-SAB SENSE ULTRA
インソール:superfeetカスタムブラック
ザック:S-lab sanse ultra 5 set
心拍計SUUNTO AMBIT3 VERTICAL
ニューハレ:Vテープ(腰)、ニーダッシュ(膝)
ジェル:shotz(レモンライム×4本、コーラ×4本+カプチーノ×2本 30分おきに1本摂取)
ドリンク:エレクトロライトshotz 500mlに3袋溶かしたもの×2(スタート時)



<使用ギアについて>
ウェアについては、晴天で、気温が上がることが予想されたのでタンクトップタイプを選択。また、気温の上昇により、水分を多く消費すると想定し、より多くの水分を携帯できるザックを選択。500mlのソフトフラスコ2本、ジェル4個ずつを入れたソフトフラスコ2本を携帯した。さらに、エレクトロライトショッツ、塩熱サプリも携帯したかった。 そこで役に立ったのが S/lab modular beltのポケットだった。フロントの大きめのポケットはジェルを摂ったあとのゴミを入れておくのに使った。シューズについてはコースの状況と長さを考えて判断した。コース中にはテクニカルな下りもあれば走れるトレイルもロードもある。そこで、軽量でグリップ力 もあり、適度な厚みもある S-LAB SENSE ULTRA を選択した。

<レースプラン>
今回は上位集団に位置しながら余裕を持って走り、第2エイド過ぎの熟平トレイルをしっかり走り切りたいと考えていた。

<レース展開>
8時30分、ロングの部がスタートした。スタートからシングルトラックのトレイルまではプロデューサーの山室忠の先導に引っ張られる形で進む。 2名の選手が先行し、3番手あたりで水路沿いのシングルトラックを駆け抜け、アライタ沢を抜けて岩菅山登山道へ。

ここから約1300段の木段が続き、一気に高度を上げて行く。コース全体の中では斜度が大きく、まさに、前半の山場だ。後ろから来た松永選手がいいペースだったので、後ろにつかせていただいた。自分にとって40kmを走るにはやや速いペースにも思えたので、少し距離をとって、ひたすら登る。ノッキリに着くと、稜線上に出た。そこから寺子屋峰までは小刻みなアップダウンが続く。ところどころぬかるんでいるが、無理してよけずになるべく直線的に走ってスピードのロスを最小限にした。下り坂を利用して松永さんに追いつき、先行し、さらに1名の選手をかわして2番手になった。この区間は岩場や木段などのテクニカルなトレイルが続く。ここはタイムの稼ぎどころでもある。とにかくスピードを殺さない事を心がけて自分のリズムで走る。
2位で第1セクションの14kmを終えるも、後続が次々に続く。トップの土屋選手は見えない。第1エイドで水をハイドレーションに補給している間に松永さんが先行。水の補給を終えて走りだすも、思うようにペースが上がらない…。まだ先は長い。焼額山の登山道までにさらに2名にかわされる。この区間はゲレンデも多く、直射日光を受ける。想像以上に暑さを感じていた。 

焼額山の山頂からはひたすら砂利道を下って行く。途中のカーブで転倒。体力的な余裕は無いが、慣性に任せて下るしかない。第2エイドに到着。ボトルに水を補給し、エレクトロライトショッツを2袋投入。
ここから3〜4kmほどロードを下ってゆく。熟平トレイルの入り口が遠く感じる。
やっと熟平トレイルに入る。ここからの区間は川沿いにだらだらと上り返すようにしながら徐々に高度を上げてゴールを目指す。相変わらずペースは上がらない。残りはまだ10kmほどある。自分のペースでゴールを目指すことに徹する。トレイルに入れば日陰でいくぶん暑さがしのげるのではないかと期待していたが、風もなく、暑さを感じる。途中、沢の水を汲んでは顔や首にかけながら、なんとか進む。前にも後ろにも選手の気配はない。ここまできたら、大きくペースダウンしないことを心がけてゴールを目指すしかない。何度もある登り返しで足が攣りながらも、塩熱サプリを口に放り込みながらしのぎ、そのままの順位でゴール。
1位の土屋選手はスタート後に飛び出してからずっと見えなかった。

<考察>
今回は、思いがけず暑さに苦しめられた。自分の持てる力を出し切ることを考えていたが、自分が思っていた以上に暑さによる消耗が激しかった。ただし、ジェルを計画通り摂取したことでエネルギー関連のトラブルはなかった。レース後半、足がつり始めたが、ペースを下げ、塩熱サプリを多めに摂取することでなんとか対処できた。
水分をたくさん携帯したくてザックタイプを選択したが、走っている最中に重く感じた。ザックにレースで使うであろう量の水分等の装備を携帯して実際に走り、レースのシミュレーションをしておくことも必要だと感じた。
根本的に、長時間動き続ける練習が不足している。ここまで、2週連続で高社山での2時間のトレーニングをしてきたが、時間を見つけて、3時間〜4時間以上トレイルを動き続けるようなトレーニングを何とかして取り入れたい。





<AMBIT3 VERTICALのデータ>

じわじわと心拍数があげられなくなってきているのがわかる。レース時間が3時間を過ぎてからも心拍数が上げられるようなペース配分を探ってゆきたい。今回は170拍/分以下になるように管理した。結果論だが、今回の体のコンディションであれば、もう少し前半のペースを抑えた方が良かったのかもしれない。<ショートの部>
ロングのゴール後、ショートの部の動画を撮影しました。