ガス欠
新城トレイルレースレポート
↑賞品
○レース概略
会場:愛知県民の森
アクセス:飯田山本ICから約2時間(駒ヶ根の我が家からは約3時間)
距離:32km
参加人数1100人(11km,32kmあわせて)
携帯サプリメント:パワージェル4本、パワーバー1本、ソイジョイ1本、鳳来町の水道水1.5リットル
○戦況
遠慮なく先頭付近に整列する。
トレイルレースでは出遅れは渋滞に直結し、命取り。
大抵のレースは登山道に入る前には林道などが数キロある。
ここで上位に位置していい流れでレースを進めたい考えだ。
思惑通り、チームメイトのトオル君と共に先頭付近でレースを進める。
いよいよ登山道に突入。
飛ばす気はないが歩く気も無い。
トオル君を始めとするトップ選手はグイグイ登っていく。
わたしは6,7番手でレースを進める。
雑誌で登りが多い印象のコースであるという記事を読んだので、覚悟していたのだが、登った分は下ったというのがわたしの印象。
ただし、下りはつづら折れやガレ場、階段が多く、気持ちよくは走れないのは確か。
去年までの私ならそういった下りでビビって順位を下げていたが、練習の成果が出て、それなりに下る。
木の根、岩場、ガレ場、ジープ道など次から次へと登場するバラエティーに富んだコース。
いい感じで走っていたが、25km付近でクラッと来る。
タイムは3時間を過ぎたあたり。
1時間ごとにパワージェルを補給していたものの、エネルギー不足の気配。
林道で予備に携帯していたパワーバーを補給。
こいつを使うことになるとは思わなかった。
その硬さから食べるのに10分ほど要する。
しばらくするとフラフラ感は軽減。
おそらく後1時間ほどでゴールだろう。
最後の数キロは稜線を駆ける。
エネルギー切れ気味の選手をパスするも、去年のOSJシリーズチャンピオンにパスされる。
わたしはフラフラ気味だったが、彼は元気に駆け抜けて行った。
完全に経験の差。
少し進むと、赤いシャツに赤い靴の選手発見。
私と同じウェアの彼はすぐに分かった。
トオル君だ。
アクシデント以外に彼に追いつくことは無いはず。
何かが起きた。
やはり懸念していたハンガーノック。
4時間に及ぶレースの中でエネルギー補給のタイミングと量が重要なポイントとなることを改めて感じさせられる。
わたしに残された補給食はソイジョイ1本。
私自身もあと1時間はレースがあると考えられるが、目の前でフラッフラの仲間にそれを渡すのに躊躇は無かった。
私の状況よりも彼の方が深刻。
ここを乗り切れば下り基調のはず。
なんとかなる。
と思う。
が、ゴールまでは稜線が続く。
小刻みなアップダウンに対応できない。
なんとか下るものの、登りはフラフラ。
進むのがやっと。
ここで二人ほどにパスされる。
気力で進むとマイクの音声が耳に響く。
ゴールだ。
達成感を感じつつ、ゲートをくぐった。
11位。
年代別2位。
体の出来ていないこの時期にしてはまずまずのパフォーマンス。
○課題
エネルギー補給が最大の課題。
次いでペース配分、下りの走り方。
そういう意味で収穫の多いレース。
いいシーズンのスタートが切れた。