OSJ王滝スノートレイルレースレポート

2010年2月21日/長野県王滝村
スノーシュー18km(参加67名、男子56人、女子11人)
レース結果:優勝

使用ギア

シューズ SALOMON XA PRO 3D ULTRA GORETEX 
ジャケットSALOMON XT WINGS WARM 1/2 ZIP TEE
タイツ  SALOMON XT WINGS WARM TIGHT
エストボトルSALOMON WHISPER BELT
帽子   SALOMON 

ソックス ブリッジデイル トレイルヘッド

ニューハレVテープ(腰、膝、ふくらはぎ) 

<カーボショッツ>
スタート前に1ショッツ:レモンライム
レース中 ハイドレーションとしてエクストラライトショッツ+3ショッツ:レモンライム)
     ワイルドビーン1ショッツ
レース後 ワイルドビーン1ショッツ(リカバリーとして)

※今回はコース中に斜度がきつい部分があるのと、長い登りが続くことからストックを使用することを選択。





【レース展開】

朝7時、夜明け直後の凛とした空気の中、御嶽山を見ながら選手が一斉にスタート。
レース前半はゴンドラ終点まで標高差540mのゲレンデを一気に駆け上る。
始めから斜度のきついところはなるべく歩き、走りやすい傾斜のところでは走るようにした。

しばらくすると先頭集団は私、Hさん、Tさんの3人に絞られた。
3人で時折会話を交わしながらコース最高地点を目指す。

最高地点からはゴンドラ直下の非圧雪地帯をひたすら下り、再びスタート地点に向かう。
この時点で先頭は私とHさんの2人になっていた。
Hさんは先日行われたOSJ奄美大島ジャングルトレイル50kの優勝者だ。
この下りであわよくば先頭に出ようかと思ったが、Hさんが思ったより速い。
昨日初めてスノーシューを履いたとは信じがたい。
この下りで差をつけるのは難しいと判断し、無理せず後ろからついていく。
斜度のきつい部分では張ってあるロープを使って下ったりケツぞりをしたりして下った。
途中斜度のきつい上り返しや鉄の階段もあった。

再びスタート地点に戻り、今度はコース最低地点まで標高差約600mを引き続き下ってゆく。

途中2人でミスコースしそうになって、もと来た道を上り返した場面もあった。
その間にTさんが追いつき、再び3人のパックとなる。

コース最低地点からフィニッシュ地点まで林間の遊歩道をひたすら上る。
やはり皆ここからが勝負どころと読んでいたのだろう。
自然とペースが上がる。
やはりHさんが強い。ペースが落ちない。
ここはお互いに苦しい場面。離されないように、スパートの期を窺う。
この間にTさんとは少し差が開いた。

林間の遊歩道を抜けると今は使用されていないゲレンデに出た。
ここをひたすら上るとフィニッシュのはずだ。
仕掛けどころを間違えると自滅してしまうので、確実にゴールまで走りきれるところまでがまん。
そろそろゴールかなと思っている頃、役員さんたちの姿が見えた。
どうやらここが最後の上りらしい。
Hさんがスパート。自分も余力を振り絞り、抜き返す。
全力で上りきるとフィニッシュゲートが目に飛び込んできた。
ストックを振り回しながら雄叫びを上げてゴール!!

終わってみれば7秒差の大接戦だった。
苦しいレースを制した事が嬉しい。
雪の上では簡単に負けられない。