白馬国際トレイルランレースレポート

日時 2011年9月18日
場所 長野県白馬村
種目 ロング(約43km)
記録 4時間22分23秒
結果 3位

地元白馬で本格的なトレランレースが初開催されました。
微力ながらコース決定に携わらせていただきました。
以後,実行委員会の方々の頑張りにより、大会が徐々に形となり、開催に至りました。その情熱に触れ,わたしにとってもこの大会の開催は感慨深いものとなりました。

レース

今回は地元招待選手として出場させていただきました。
今月の初めには地元の情報誌でも紹介していただき,知り合いの方々からも応援していただきました。
白馬を満喫して,楽しんで,自分らしく走りたいと思いながら,朝7時にスタート。
白馬の仲間と何度も走り,楽しんできたコースを繋ぐ夢のようなコース。
全体的な印象は「走れる」コース。
特に岩岳〜きこりの道はロード区間が長く,オーバーペースに注意が必要。

さて,スタートしてからあのジャンプ台の横をかすめ,八方尾根のゲレンデの中の道をひたすら登ってゆく。
途中から2名の選手が抜け出して行くものの,後の行程と自分の力を考慮し,追わなかった。
八方尾根のスキー場を終え、岩岳までのロード区間では1人にかわされ,単独4位。
まだレースは長い。
前の選手を射程圏内にとられながら,トレイルで勝負をしたいと考えながら走った。
岩岳に入り,森の中の階段を上がってゆく。
山頂付近では麓の景色が美しく,思わず雄叫びを上げる。
黄金に輝く田んぼと白馬の町並みが絵画のような風景を作り出していた。

山頂からはふかふかの落ち葉の気持ちの良いトレイルが続くが,前日までの雨でところどころがぬかるみ,スリッピー。
3位の選手との差がトレイルで詰まってきていたので,頂上までに前に出て,アドバンテージを得たいと考えた。
3位の選手をかわし,下りに入る。
いい感じに下ってきたと思ったが,案外後ろの選手との差がつかなかった。
そのままロード区間に突入。
ここまできたら思い切って勝負をかける。
170bpmぐらいで管理したいと思っていた心拍数も175bpmぐらいまで上がる。
しかしながらなかなか後続との差がつかない。というか詰められている…。
そのまま最後の大きな登り,「きこりの道」に突入。
今思えばややオーバーペース気味できこりの道に突入してしまい,思うように進めない…。
まもなく後ろの選手にかわされる。
いつもは気持ちよく走っているきこりの道だが,この日はきつかった…。
ここまでに足を残しておきたかったけれど,勝負をかけた結果足が終わりかけてしまった。
欲をかきすぎてしまったのか,これが自分の実力なのか―。
いずれにせよ、ゴールまで体を動かし続けるしかない。
陽が出てきて暑くなってきた。
早くゴールしたい一心で走る。走る。走る。遅いけど。
ゴールまでまもなくのところで「3位だよ!」の声。
あれ!?4位のはずだけど…。何かあったのかな?
とにもかくにも力を振り絞ってゴール。

まもなく前を走っていた選手がゴール。
聞けば誘導ミスがあったとのこと。
「これも含めてトレイルラン。仕方が無い。」
とおっしゃっていました。

そんなわけで3位でした。

最近思うようにロングレースを走れていなかったので,ちょっとだけ自信になりました。でもまだまだ自分は弱い。
勝負どころで勝てるようになりたいと感じされされました。

共に参戦のインサイドアウトの仲間。
使用ギア

シューズ:SALOMON XT WING S-LAB3
ウェア:SALOMON
時計:SUUNTO t6d
ソックス:blidgedale
テーピング:ニューハレ(X:足首1番2番、V:ふくらはぎ、膝、腰)
エネルギー:エレクトロライトショッツ
      ショッツエナジージェル(スタート前に1ショッツ。以降30分ごとに1ショッツ)