3776m
山梨県富士吉田市役所をスタートして富士山頂をゴールとする全長21kmの過酷なレース。
その21kmという距離にもかかわらず、トップ選手でも3時間近くの時間を要する。
高低差は約3000m。
つまり、21km走る間に体を垂直に3000m持ち上げることになる。
制限時間が4時間30分のため、完走率は50パーセントを下回る。
私は大学生の頃、3回出場しているが、3時間35分が精一杯だった。
それも、初めて出場した大学2年の時。
怖いもの知らずで動き続けた結果だった。
5合目を過ぎると酸素が薄いのか、脱水症状か、頭がボーっとしてくる。
給水が大きなポイントになることは間違いない。
しかし、レースで腰にボトルをつけて登ることは、体が重くなるような気がして、毎年葛藤していた。
上位に入るような選手はどうしているのだろう?
明らかに水分不足で、山頂に着いたとき、水をがぶ飲みした年もあった。
今年は出場しなかったが、来年は久しぶりに挑戦したくなって来た。