県中駅伝
文化の日は晴れの得意日だそうです。
今年の注目は去年初優勝した松川中学校。
今年は1500m3000mの全国大会に出場した選手が2名。
さらに9分1桁で走る選手1名。
9分30秒の選手が1名。
あとの2人も9分台という本当に強いチーム。
中学生でこういうチームにはなかなかなりません。
レース展開
対抗馬として注目されていたのは駒ヶ根東中。
上伊那の縦断駅伝の関係者はそちらを応援しているのでやや複雑です。
さて、レースはやはり1区で松川中のM下に駒ヶ根東のF澤がつくという展開。
監督の指示ですがスタート直後にM下が一気に飛び出して混戦でのトラブルを避けるという策は流石だと思いました。
M下はそのまま突っ込みすぎることなく前半は抑えて走り、強豪ひしめく1区で貫禄の区間賞。
2区の選手は1位にならなければいけないというプレッシャーからか、前半突っ込んでしまっていたように見受けられました。
その分後半やや失速してしまったようです。
本来であればリードを広げる力のある選手だけに駅伝の恐ろしさを感じます。
3区は初出場の選手。
経験の少なさが出てしまったのかやはり前半から突っ込み、後半失速するパターン。
ついに駒ヶ根東に先行を許しました。
力では上回っている松川中なだけに、ひやひやしました。
しかしながら4区で再びトップを奪い返すと、
5区の選手が突っ込みすぎることなくきっちりつなぎ、
オーラスY野へ。
Y野は全国大会で3000m8分台を持っている選手。
心配ナッシングでした。
8分台も期待されましたが、一人で走るのはやはりペースが掴みにくいのでしょう。
後半は失速してしまったようです。
終わってみれば2位に約1分20秒の差をつけて松川中が優勝。
タイムは56分台でした。
単純に考えて6人全員が3000mを10分で走って60分。
このタイムがいかにすごいかがわかります。
2位は駒ヶ根東でしたが、この2チームが他チームを引き離してレースをしていました。
本当に強い2チームでした。
このレースから学ぶこと
駅伝の怖さは一人で走ることになったときにペースが分からなくなってしまうこと。
追いかける展開になるとどうしてもオーバーペースになりがちです。
また、今回のようにトップでたすきをもらっても同じことが言えます。
かといって抑えすぎて後半になってもペースが上がらないのはいけないのですが。
私の場合、今まで走ったことのないような強いチームで初出場という状況は今回の松川中の選手とダブるところがあります。
突っ込み過ぎないように区間の距離トータルで考えて走らなければいけません。
縦断駅伝の場合、ほとんど1人で走ると考えていいでしょう。
そう考えたときに、1人でペースを組み立てられるようでなければならないでしょう。
練習で自分の力を知り、試走で無理のないレースのイメージを立てることです。
後は本番の冷静な判断力。
やるしかないでしょう。
↑球技場でアーチェリーの競射会が行われていました。
まさに駅伝とアーチェリーのコラボレーション。
ちらちら覗きましたが師匠の姿が見えなかったので帰ってきてしまいました。