3月9日(世界選手権最終日)
インディビディュアル(2.5km×5周/4射×4回)
最後の種目はペナルティーコースを回るのではなく、ペナルティー1につきゴールタイムに1分加算されるルールである。
これまでの種目と比べてアーチェリーが非常に重要になってくる。
どちらかと言うとスキーでタイムを稼ぐタイプの私達は大会前、この種目をあまり重要視していなかった。
<レース展開>
昨日はワックス選択を失敗してスキーが滑らなかった。
アーチェリーはともかく、他の国の選手に走り負けることは我々のプライドが許さない。
今日は2台のスキーを仕上げ、ワックステストをして、滑る方のスキーを選択した。
<1周目>
スキーは良く滑った。
下り坂で他の国の選手にぐんぐん追いつくのが分かった。
1回目のシューティングはペナルティー1。
この時点で1分加算のルールなので、ミスしたときのショックはいつもの2倍だった。
<2〜5周目>
やはりスキーが滑る。
スロベニアの選手を抜いた。
2回目のシューティングもペナルティー1。
3回目のシューティングもペナルティー1。
そして4回目もペナルティー1。
合計ペナルティー4につき、ゴールタイムに4分加算。
結果3位。
最終的に2位の選手(ペナルティー2)とは2秒差、1位の山田琢也選手(ペナルティー3)とは28秒差だった。
ゴールタイムでは全体でトップだったが、やはりアーチェリー1本のミスが勝敗を分けた。
この結果は正直なところ、悔しかった。
すでに3位では満足できない自分がいた。
しかしながら、この大会中3回目の表彰台はいい成績だと思う。
そして何より、琢也さんと一緒に表彰台に上がれたことが本当に嬉しかった。
最近はロシアの強さばかりが突出し、他の国の選手が並んで表彰台に上がったことはあまり記憶に無い。
↑世界チャンピオンのシューティング
↑満射直後のチャンピオン。競技中とは思えないほどの百万ドルの笑顔。
↑↓祝福されるチャンピオン
11回チャンピオンのマルコフも祝福。