3月9日(世界選手権最終日)

urakov2007-03-18











インディビディュアル(2.5km×5周/4射×4回)



最後の種目はペナルティーコースを回るのではなく、ペナルティー1につきゴールタイムに1分加算されるルールである。



これまでの種目と比べてアーチェリーが非常に重要になってくる。



どちらかと言うとスキーでタイムを稼ぐタイプの私達は大会前、この種目をあまり重要視していなかった。


↑urakov
↑yamaさん


<レース展開>

昨日はワックス選択を失敗してスキーが滑らなかった。

アーチェリーはともかく、他の国の選手に走り負けることは我々のプライドが許さない。

今日は2台のスキーを仕上げ、ワックステストをして、滑る方のスキーを選択した。




<1周目>

スキーは良く滑った。

下り坂で他の国の選手にぐんぐん追いつくのが分かった。



1回目のシューティングはペナルティー1。


この時点で1分加算のルールなので、ミスしたときのショックはいつもの2倍だった。






<2〜5周目>


やはりスキーが滑る。


スロベニアの選手を抜いた。




2回目のシューティングもペナルティー1。



3回目のシューティングもペナルティー1。



そして4回目もペナルティー1。





合計ペナルティー4につき、ゴールタイムに4分加算。



結果3位。





最終的に2位の選手(ペナルティー2)とは2秒差、1位の山田琢也選手(ペナルティー3)とは28秒差だった。

ゴールタイムでは全体でトップだったが、やはりアーチェリー1本のミスが勝敗を分けた。

http://www.archeryworldcup.org/UserFiles/Document/World%20Championships/2007%20Events/Moscow/07_Moscow_results_individual_M.pdf

この結果は正直なところ、悔しかった。

すでに3位では満足できない自分がいた。



しかしながら、この大会中3回目の表彰台はいい成績だと思う。

そして何より、琢也さんと一緒に表彰台に上がれたことが本当に嬉しかった。

最近はロシアの強さばかりが突出し、他の国の選手が並んで表彰台に上がったことはあまり記憶に無い。


↑世界チャンピオンのシューティング



↑満射直後のチャンピオン。競技中とは思えないほどの百万ドルの笑顔。



↑勝利の瞬間。



↑↓祝福されるチャンピオン

11回チャンピオンのマルコフも祝福。



↑栄光のインタビュー