この夏思い残すことは無いかもしれない。
素晴らしい景色。
どこまでも続く天空の稜線。
視線を落とすだけで吸い込まれそうな谷の数々。
大地の広さと山の深さを実感。
ここも長野県か。
しかしすごいな。長野県。
こんなアルプスが3つもあるし。
前日にtanakaさんが来たときはすでに夜の12時だったが夏の山は午後から雷雨が心配なので5時起床。菅の台へ移動し、6時20分スタート。
ここのところ一週間くらいは午後になると南アルプス、中央アルプスの高いところに真っ黒な雲。ゴロゴロと鳴り出してはは激しい雷雨に襲われていた。
この中央アルプス縦走を去年から計画してきた私としてはこのカミナリが一番心配だった。
朝早く出発して昼には降りてこよう。そう決めていた。
中央アルプス縦走の一般的なコースはロープウェーで一気に千畳敷まで上がり、駒ケ岳から空木岳まで縦走し、池山を経て菅の台へ下る1泊2日の行程。
わたしたちの今回のコースはこの逆。どうせなら自分達の足で頂上を目指したい。そうでないと山に登ったうちに入らない。
まず菅の台から池山を経て空木岳を目指す。ここまでで一気に標高を上げる。
スキー場から池山の入り口までは割と急登。まだ暑さが残る。虫もいっぱい。
池山の入り口から池山まではなだらかな遊歩道。非常に走りやすく気持ちがいい。そしてだいぶ涼しい。
ここで最後の水場。山の水はうまい。
池山から空木岳は本格的な登山道。
もののけ姫の一場面を彷彿とさせる。
頂上付近に駒石という大きなそしてきれいな形の石がある。その付近は非常に走りやすく、景色がいいのだが、今回は空木平、避難小屋を経て頂上を目指した。稜線の方が景色がよかったな。ちょっと残念。
すぐそこは山頂。
ふり返るとそこにはすてきな稜線。
吸い込まれそうな谷。
空木岳山頂で一休み。
朝は景色がよく見える。
ここまでで三時間弱。
ここから駒ケ岳まで標高2500m〜2900m程度の稜線をたどることになる。
ここからは地図だけでは分からないアップダウンが待ち受けていた。