稜線をたどって

urakov2008-08-13














遠くからの見た目には気持ちよくどこまでも走れそうな道が続く。




しかし、実際は高低差300mほどのアップダウンが20回以上も続く。



そしてその道は険しく、大きな岩がごろごろしていることが多い。



特に下りは細心の注意が必要となる。



4WD(両手も使って)で全身を使いながら進む。



地図上でイメージしていたより時間がかかる。




ここまで来るとランニングできない部分がほとんど。



さらに、水場がありません。



常に頂上付近なので水がたまらないのでしょう。



そのかわりに途中の山小屋で水を買う事ができました。


500mlのポカリが400円。


山価格ですが、ここまで来るとそんなの関係ねぇ。


水、重要です。




縦走中は地図を見ながら進みます。


地図買っといてよかった。


これがなかったら今どこにいるのか分からないもんな。


さらに小屋とか水場も分かるし、コースタイムの目安も立てられる。



さて、お昼ごろになったけど縦走も半分くらいです。


カミナリが心配なので昼頃にはゴールしたかったけど、この分だとまだ2時間ぐらいかかりそう。


ゴロッと来なけりゃいいけど。


ガスってきたな。


カーボショッツやソイジョイを補給しつつ先を急ぎます。


補給食も残りがほとんど無いな。


駒ケ岳まで行けばホテル千畳敷があるからそこまで持てばなんとかなるな。




最後の方はどんどん険しくなります。


鎖あり、鉄杭ありでロッククライミングみたいなところもあります。


特に宝剣岳は険しい。


下を見るとビビッちゃいます。



剣岳が最大の難関でした。


そこから先は極楽平とか千畳敷といったきれいな景色が広がります。


ロープウェーの終点もあって開けた感じ。


町にいるような格好で登ってくる人もいます。


中にはサンダルの人もいるぞ。


完全に山を甘く見ているな。(短パンで登っている自分も登山者にどうかと思われているかも。)






気力を振り絞って目的地駒ケ岳山頂に到達。


剣岳上り終えて満足しそうになりましたがここまできたら中央アルプスの最高峰にいかないと。


日本百名山だし。


これで空木岳と合わせて百名山2つをつなぐ縦走は達成されました。


あぁ満足。


後は気持ちを切らして怪我しないようにロープウェー乗り場まで行きます。


千畳敷を降りていきましたが、とっても雄大


ロープウェー使ってまで売り出すだけのことはあるな。


1番きれいでした。




最終目的地ロープウェー終点に着いたのが3時半ごろだったかな。


6時間から7時間ぐらいかと思ったけど、実際は9時間。


縦走路の読みが甘かったな。


長時間になると体力も低下してスピードも落ちるし。



そうは言っても普通の登山なら2日がかりだし、ロープウェーのかわりに自分の足で高度を稼いでこのタイムならいいか。


といったところで自己満足。



でもやっぱりもっと余裕を持ったスケジュールを組んでおかないと。


今回はカミナリが来なかったからよかったけど。


朝早くから上り始めてよかった。