<高社山登山マラソンレポート>

シューズ:SALOMON SPEED CROSS
ウェア:SALOMON TRAIL RUNNER TECH TEE 
パンツ:XA SERIES III TWINSKIN SHORT 
テープ:ニューハレVテープ(膝:ブラック,ふくらはぎ,腰)Xテープ(足首×3枚ずつ)


今回は我々インサイドアウトスキークラブ主催の高社山登山マラソン。前日はビーバー片手に会場準備。
当日も選手とスタッフを掛け持ちさせてもらいながらの出場となった。

<レース展開>

参加者のみなさんはスタート位置が分かっているかな?スタートは間に合うかな?などと心配しながらスタートに整列。
実行委員長のホーンの合図でスタートを切る。スタートからSALOMONのアーチまではダッシュ。写真うつり重視。
そこからは自分のペースに戻り、ひたすら頂上を目指す。集団に引っ張られてペースが上がりがちだが、自分はこのコースを熟知しているつもり。
頂上まで休むところは無いはず。オーバーペースは足が止まることにつながる。
周りに惑わされず、自分のペースを刻む。7,8番手あたりでゲレンデを進む。ゲレンデ2枚分と登山道を少し進んだところで一度方向転換。
頂上までのルートの中でここからホテルシューネスベルグまでが唯一の下り坂となる。温存していた力を遠慮なく発揮し、下りを攻める。3名ほどの選手をパス。
本日レースで初使用のスピードクロスのグリップ力は抜群。下りは積極的にいける手ごたえを感じる。
シューネスベルグで給水の後、再びゲレンデを登る。きつい登りに歩きそうになりながらもなんとか走っていく。
ゲレンデを登りきるといよいよ最大の難関おたすけ峠。ここを止まらずに進む事がこのレースにおいて重要なポイントになると考えていた。
ここまで40分弱で到着。ここから頂上まで約20分間の計算。おたすけ峠に入ったところでペース配分を考え、迷うことなく歩きに切り替えた。
頂上まで100パーセントで行ってしまうとテクニカルな下りに対応できないと思い、90パーセントほどの力で進む。
頂上までMAXで走る選手は下りを惰性でなんとか下りようと考えているはず。そこが狙い目と思いながら抜かれてもあきらめない。
5,6人に先を譲りながら頂上を目指す。コースを知っているとはいえ、きついものはきつい。下りで巻き返すつもりだったが、思いのほか上位とのタイム差がついてしまっていた。
山頂での折り返しの時点でたぶん11位か12位くらい。ここからが勝負。今回は10kmというショートレースなので、スピードのある選手に先行されることは予想していた。
たとえ山頂まで先行されたとしても今年は下りもレースのうち。周りを見るとランニングシューズで出場している選手も少なくない。下りでは負けられない。
山頂からしばらくはガレた登山道が続く。石、岩、スイッチバック、急斜面。そう簡単には走破できない。ここが稼ぎどころ。

しかしながらなかなか前の選手が捉えられない。
それでもあきらめず、攻め続けるとパラパラと前に選手が。「行きまーす!」と声をかけながら数名パス。
ゲレンデに入ったら分が悪いかなと思ったが、ゲレンデでも3名ほどパスすることができた。

心拍数は上がりっぱなしだがここで緩めるわけに行かない。(180拍以上)

ゴール直前にも目の前に選手がおり、ここでMAXまで追い込む。ゴール手前で1人をかわしてゴールに飛び込む。
結果6位。ぎりぎり入賞ラインに飛び込んだ。


レース中、あわよくばもうちょっと上位にいけるかなと思ったが、甘かった。
レース前は10kmのショートレースということもあり、正直入賞出来ればいいかなと思っていた。
なんとか滑り込めてほっとしている。



<考察>
ショートレースということで走力の高い選手が先行することは予想していた。
後半、下りで巻き返せたことは下りのスキルが上達してきたことを意味している。
近くの池山で練習してきた成果が出てきた。
1年前の志賀野反トレイルレースの時はまだ下りが怖くて、苦手意識があった。おんたけスカイレースでもゲレンデはともかくとして、ガレ場ではやはり苦手意識があった。
それが今回はガレた急斜面というコースにもかかわらず、自信を持って下る事が出来た。技術の向上に加え、グリップ力、サポート力の高いシューズとクロスカントリースキーで培った筋力が役立ったのではないだろうか。




来週は志賀高原トレイルレース50km。ザックを使うレース、栄養補給が必要。
3月の新城以来のロングレース。自分が狙っていきたい種目。今回のレースで下りの走りに手ごたえを感じられたことは自分にとって収穫となった。


脚も腕も筋肉痛!