日本山岳耐久レースレポートその2〜第一関門〜

スタート地点から見る出走者は実力者ばかり。流石トレイルラン界の全日本選手権と表現されることもあるレースだ。
スタート直後はその選手達と肩を並べて走るだけでも何ともいえない緊張感があった。
心拍数を160/分台に保つことを心掛けて進む。
トップ選手からは置いて行かれてしまったが、相手と勝負するポイントではない。71.5kmトータルで全ての力を使い切ることが最良の結果につながる。
トレイルに入ると基本的に登り基調で、細かいアップダウンが続く。
前からパラパラと落ちてくる選手もいるが、後ろから虎視眈々と上位を狙うベテラン選手もおり、順位の移り変わりが激しい。
I選手、Y選手の後ろにしばらくついて走ってみるものの、心拍数が170拍/分を越えるポイントもあり、オーバーペース気味。後ろにつくのをあきらめる。
Y選手が後ろからやってきた。「この人についていけば10位以内に入れるかもしれない。」と思い、ついていく。上り坂は力強く歩き、登りきる手前の下りや平地になる直前から走り出してスピードを落とさないで進むスタイル。自分も真似をして走ってみる。やはり心拍数が170拍/分を越える場面もあるが、しばらくついていく。
そのまま第1関門を向かえた。
暫定17位。

〜続く〜