長野マラソン2013

結果

2時間41分
総合45位

去る4月21日、長野マラソンに出場してきた。

フルマラソンは年に1度しか走らない。
僕は長野マラソンしか走ったことが無い。
そして毎年の目標は自己ベストの更新。
コツコツと記録を更新してきた。
去年出した自己ベストは2時間38分。
今年はその更新が目標となる。
1kmあたり3分47秒で刻めば約2時間38分なので、それを少しでも上回るペースで走ることが今回の設定。

しかしながら、当日の天気はまさかの雪…。
正直、タイムを狙うというコンディションでは無かった。
それでもあきらめたらそこで試合終了。
ダメでもともと、設定タイムを目指してスタート。

          ※大会公式ムービーより
100円ショップで前日にあわてて購入したカッパを着たままのスタート。
走り始めてみると、道路にはシャーベット状の雪が…。
体が温まったらカッパを脱ごうと思っていたが、一向に体が温まる気配がない。

1kmあたり3分40秒ぐらいで走っていると、ゲストランナーのワイナイナ選手のパックに追いつく。
ちょうどよいペースだったので10km手前までワイナイナ選手の後ろを走った。
軽々と走っているように見えるが、結構速い。
これが世界の走りか。
いい経験になった。

さて、体はなかなか温まってこなかったが、カッパを着たままだと体の動きが悪くなりそうだったので、10km地点でカッパを脱いだ。
しかし、これは失敗。
堤防で風を受けると、みるみる体温が奪われ、寒さを感じてしまった。


20kmを過ぎたあたりでふくらはぎを中心に疲労を感じ始める。
その疲労は徐々に痛みに変わり、走っている最中に筋肉痛に。
フルマラソントレイルランニングと違い、常にアスファルトの上を走るので足への衝撃がハンパじゃない。
また、スピードを出すためにふくらはぎも使っているので、そこへのダメージが大きい。
今回はその疲労を感じるポイントは速く、感じ方は大きかった。
それは寒さが与えた影響でもあると思う。

徐々に1km当たりにかかる時間が設定タイムより遅れ始めるが、足の筋肉疲労でペースが上がらない。
呼吸は苦しくないのだが、どうにも足がついてこない。
しかしながら、本当に調子の悪い時はふらふらになって自分の体が制御不能になってしまうが、そのような症状はない。
ふらふらになる時は、脱水かエネルギー切れだろう。
今回は寒さで脱水の心配はないし、しっかりジェルも走りながら補給したのでエネルギー供給も足りたのではないかと思う。

それでもラスト2kmぐらいではリミッターをカットしてペースアップ。
自己ベストこそ更新できなかったがそこそこのタイムでゴール。


条件が悪い中で自己ベスト+3分ぐらいのタイムで走れたことはまずまずではないかと思う。
また、自己ベストタイムは更新できなかったが、長野マラソンの自己ベスト順位は更新することができた。
それだけみんな記録が悪かったということだろう。


走っている最中、苦しい場面が何度かあった。
しかしながら、ここで遅れるわけにいかない、遅れたら後で挽回はできないと自分に言い聞かせ、粘りの走りはできた。
それが自己ベスト順位につながったのではないかと思う。

たくさんの支えてくれる人のおかげで長野マラソンのスタートラインに立ち、走りきることができた。
感謝!