ROCKIN’BEARモントレイル黒姫トレイルランニングレース レースレポート

期日2013年7月20日(土)
スタート時刻 13:00
距離 24.5km
記録 2時間05分31秒
結果 総合6位

使用ギア 
ウェア:salomon EXO S-LAB TANK
ソックス:salomon RX S-LAB
シューズ:salomon S-SAB SENSE
ベルト:salomon ADVANCED SKIN S-LAB BELT II SET
ニューハレ:Vテープ(膝、ふくらはぎ、腰)、Xテープ(足首)

今回のレースは前回の野沢温泉マウンテントレイル65kmから中5日でのレースということで、万全の状態で臨む事が難しいことはわかっていた。しかしながら、私の地元北信州黒姫高原を舞台に行われる初のレースであるということ、プロデューサーが先輩の山田琢也さんであること、実行委員長の大塚さんに熱烈に誘っていただいたことから出場を決めた。
私の今シーズンのテーマは自分が住む北信州のトレイルランニングフィールドを自分自身が思い切り楽しむ事。そのために今回のレースはうってつけだ。
野沢温泉マウンテントレイルが終わってからこの5日間、徐々に体は回復しつつあったが、体の芯に疲労が残っていた。また、今回のレースに向けての調整としてのスピード練習入れることが出来ず、疲労抜きをするのに精一杯であった。

<レース展開>
 どうせベストな走りが出来ないのなら、ペースを抑えて、そのままペースが上がらない走りではなく、初めからスピードに乗って走って、行ける所まで行こうと決めた。

 スタート直後、予定通りスピードを出して飛び出す。周りの選手をけん制することは一切しない。スタートしてから1kmほどは先頭を引っ張った。その後は、走力のあるランナーに先行される。トレイルに入る時点で3番手。トレイルに入ったところで2人にかわされ、5位に。しかし、黒姫山を巻くように張り巡らされたトレイルは森に囲まれ、気持がいい。そんなトレイルを経て、10km手前の激坂へ。ここで先行する3,4位のの選手の姿が見えたが、1,2位の選手の姿は見えない。
激坂ではあるが、この登りはそう長くは続かない。一歩一歩着実に歩くと、じきに峠に出た。ここから長い長い林道の下り坂であるが、このあたりでさらに1人にかわされ、6位に後退。私にとってこの下りが本当に辛かった。疲労の残る足にダイレクトに伝わる衝撃…。ペースを上げられず、下って行くのが精一杯。しかしながら、ここはコース中でも標高の高いエリア。雲の中に入ったために、涼しくなったのがせめてもの救い。
 この区間でさらに2人の選手にかわされた。私をかわした選手は、ここが稼ぎどころとばかりにすごいスピードだった。この時点で暫定8位。
 6km続く長い長い下りの林道を終えると、会場付近にもどってきた。ここからは上り返し。コース状況が変わればレース展開も変わる。ここは自分のリズムを刻んで走ったり歩いたりして上っていく。前の選手との差が縮まっているのが分かる。残りの距離は約8kmほど。
 ゲレンデを横切る形で進み、再びトレイルに入る。ここは基本的に下り基調だが、上り返しもある。下り坂で前の選手を一人とらえ、7位に浮上。やはり自分は砂利道の林道よりもテクニックを必要とするようなトレイルの方が好きだ。ペースはさほど上げられないが、地道に走っていると、前方に6位の選手が見えた。私をレース前半でかわした時のスピードは無い。横に並び、一気にかわす。ここで6位に浮上。
24.5kmという距離は短い様でいてそれなりに長い。力の使いどころを間違えると思うように走りきれない。 すでに私自身スピードを上げることは出来なくなっているが、力を振り絞ってそのままゴールまで進み、アーチをくぐった。

<考察>
 やはり体の状態は万全ではなかったが、それ以前に、上位の選手の走力の高さを感じた。自分が万全な状態で臨んでも1つか2つ順位を上げるのが精いっぱいな気がする。それを考えると今回は上出来だったのではないかと思う。
 これでシーズン前半戦は終了。9月の信越5マウンテンに向けて、約1カ月ロングレースを想定して長い距離、長い時間を走るような練習をしていきたいと思う。