OSJ志賀高原トレイル50k(4)

urakov2009-07-09









横手山頂〜蓮池(ゴール)

コースプロフィールを見るからにここからは下るだけ。攻めたいと思っていた。
下り始めてじきにヤマムロが追いつく。
離されたくないのと、2人で先頭を追いたいので必死でくらい付いてみる。
しかしながら岩場で離される。
速かった。
ゲレンデで追走するも、ペース上がらず。
思ったよりもゴールまでが遠い。
オーバーペースになってしまったのか、体が動かなくなってくる。
ハンガーノックと似ている症状だが、エネルギーは十分。お腹もいっぱい。
途中には登り返しもあり、実にきつい状態。
ここで止まるわけには行かない。進むしかない。
後続が追いついてくる。
昨年のハセツネ覇者Y本さんにパスされる。

「あれ、ヤマダさん?」
「たぶんヤマダさんは後ろですよ。ぼくもインサイドアウトですけど。」
「あれ?」
「一個前にヤマムロがいます。」

なんて会話をしたものの、ついていける状態ではなく、ただただ体を動かすしかなかった。
とはいえゴールは近いはず。
ゲレンデの下に琵琶池が見えた!
ここを下ればゴール・・・まてよ、ゴールは蓮池。
琵琶池を1周してさらに登らなければ。

後ろからY山さんが迫る。
出来れば抜かれたくない。

琵琶池の周回で追いつかれ、じわじわと離されはじめる。
ゴール(蓮池)までの登りは果てしなく長く感じた。
結局もう一度アタックするだけの体力も気力も残っておらず、Y山選手と20秒ほどの差を保ったままフィニッシュ。

P/sho fujimaki
しかしながら総合入賞の5位には入れたこと、有力選手と対等に戦えたことに興奮した。

既にゴールしたヤマムロは3位。
熱い握手を交わし、抱き合った。
彼もまた自身の最高順位。2人で健闘を讃えあった。

数分後、見覚えのあるオレンジのウェアーが。
タクヤさんだ。
3連戦の疲れを乗り越えての走りで6位。シビレました。

そしてトオルが帰ってきた。8位。
8位以内にインサイドアウトのメンバー4人が入った。
皆で快挙を讃えあった。


成果

3月末の新城トレイルレースでのエネルギー切れの教訓を生かすことが出来た。
あの時つかんだ手ごたえは間違いではなかった。

課題

横手山付近で中途半端にペースアップし、後に失速した件。
ゴール後、コース案内をもう一度見ると、横手山山頂は37km地点。
ゴールまでは13km残っていたことになる。
アタックのポイントが早すぎた。
もっとガマンしてもよかったのかもしれない。

一方でM本君について行っていたらどうなっていたのかという想いもある。

どちらにせよ、ロングレースへの適性は示せたのではないだろうか。

レース経験不足は否めないものの、初の50kmにしては上出来と前向きに捉えたい。


リザルト↓
http://www.powersports.co.jp/osjtrail/09_shiganozori50k/result.htm


P/sho fujimaki