おんたけスカイレースレポート3

レースの位置づけ
今回のレースは練習的な意味での出場。実は試してみたい展開があった。それは失速しない展開。フィニッシュするまでがレースであることを認識し、途中でまわりにつられてペースアップしない事が課題。今までのレース経験から長時間のレースでは常に余裕を持つことが大切なのではないかと考えた。昨年の経験からも、勝負どころは最後のロードに入ってからだと思った。最後のロードの辛さは知っている。どうしても下りのダメージが現れるのだ。ラスト2kmぐらいまではマイペースで行く作戦だ。

レース展開
スタート
ホーンの合図でスタート。一緒に出場のREOくんと共にとりあえず飛び出してみる。そのままのペースで行くと危険(オーバーペース)なのですぐにマイペースに切り替えた。
やはり優勝候補のM原選手が飛び出す。早っ。よくランニングシューズで出場できるなぁ。残念だがついていったらオーバーペースになる。ここは見送る。(結局M原選手は優勝)
G藤選手(3位)、O宮選手(4位)、にパスされる。流石に力がある。ついていっている選手もいるが、自分は無理をしない。
しばらくすると2位になったM本選手がやってきた。話かけると、「田の原からが勝負なんでゆっくり行きましょ〜。」と答えてくれた。ゆっくりか・・・。おれはついていけないけど・・・。
直後にM月選手(5位)がやってきた。しばらくついてみるものの、やはり強い。私が歩きたくなるゲレンデも淡々と走って登って行く。徐々に差が開き始める。ペースを上げてついて行きたい衝動に駆られるが、ついていったら今回試したい展開ができなくなってしまう。ここはガマンしてやや余裕を残したマイペースを貫く。
ゲレンデを終了すると田の原(登山道入り口)に到着。

田の原〜
この時点で12位ぐらいだったと思う。ここからは本格的な登山道。標高2000mを越えてくる。木段や岩場が続くので、ロードが得意な選手はここから失速するはず。走れるところは走り、斜度のきついところは歩きに切り替える。ここからは状況判断が大切。どのルートを取るのか、どのように歩を進めるのかを考えながら進むのが大切なポイントとなる。標高の高さにより酸素が薄いためか、思考力が低下しがち。一瞬の状況判断が遅れるとそれだけでタイムロスとなる。この状況判断能力は練習で培うしかない。淡々と登りつづけると、先行する選手の背中が大きくなってきた。頂上までに1,2人パスするといつの間にか剣が峰に到着していた。体には余裕がある。そこからはお鉢めぐりに突入。


※長いので今日はこのあたりで一休み・・・。