氷上トライアスロン小海大会レポート2

<ランニング>

去年は靴がしっかり履けておらず、何度か履きなおしてタイムロスしたが、今年は手袋を薄いタイプにする、履きやすい靴にするという対策を立てておいたので大丈夫だった。
また、去年はスケートに不安があったためか、ランニングがややオーバーペース気味になってしまったので、今年は落ち着いて走り始めた。
それでもスキーで体を追い込んだ後のランニングは苦しい。

さらに、スキー場から県道に出るまでの道には雪がかぶっていた。
そして道の真ん中付近は凍結。
また、道の端は除雪車のタイヤの跡が固まって凍っている状況。
ここではタイヤの跡を走ることを選択。
トレイルランを通して不整地を走ることに抵抗は無い。むしろ慣れている。
県道に出ると、ペースを守って、リズムよく走ることを心がけた。
それでもやはり上り切るまでは苦しかった。

2kmほど上ると今度は一気に下り始める。
しばらくは林間コースが続き、ところどころ凍結している。
凍結した路面の上にはほとんどの箇所でスリップ防止のために大会スタッフによって砂がまかれていた。
しかしながら十分に砂がかかっていないところや砂がかかりすぎているところではスリップがありえる状況だった。

さて、先頭を走っているときに気をつけなければいけないのが捻挫、痙攣、ハンガーノック、ミスコース(自論)。
このタイミングで気をつけたいのは転倒による負傷。
細心の注意が必要だ。

ドライな路面ではスピードを上げ、凍結した部分は注意して通過する。
気をつけながら林道を抜けると路面に雪が無くなる。
ここからスケート場まではまだ8kmぐらいある。
苦しさも落ち着いたので、自分のリズムを守り、フォームに気をつけて進む。
ここまで下ってきた脚は自分が思ったよりダメージを受けていた。
ペースアップして後続を引き離したいところだが、ここでのペースアップは終盤のペースダウンにつながってしまうと判断。
この後に10kmのスケートも控えているのだ。

スト2kmの登り返しをひたすらに上り切り、スケート場に到着。
そこででたくさんの声援をいただいた。
特にスケートの周回チェック係の方々の声援が大きく嬉しかった。
「がんばれ!」という声の中に「今年こそ優勝!!」の声。
1年前のわたしのことを覚えていてくれたのですね。
感動のあまり泣きそうになる。

ランニングフィニッシュ。
ランニングのタイム1時間4分台。
去年は1時間8分台。
去年より約4分速い。

ここまでのトータルタイムで2位に約3分30秒差がついていた。


つづく…