斑尾フォレストトレイル50K レースレポート

期日2013年10月6日(日)
スタート時刻 AM6:30
距離 50km
記録 4時間55分12秒
結果 7位
使用ギア ウェア:EXO S-LAB TANK
    ソックス:EXO S-LAB
    シューズ:S-LAB SENSE
     ベルト:ADVANCED SKIN S-LAB 2 BELT SET
   ニューハレ:膝、ふくらはぎ、足首、腰
  HRモニター:AMBIT2S

 昨年のこの大会はトップと1分ちょっとの差で準優勝。今年は優勝を狙うことしか考えていなかった。昨年は体調が良かったものの、レース中盤での勝負どころを見誤り、レース終盤に追い上げるも、先頭には届かないというレース展開だった。
 今年は常に首位が見える位置でレースを展開し、後半に勝負したいと考えていた。3週間前に出場した信越五岳トレイルランニングレースでは、レース前半のペースについていけず、上位争いの土俵に乗ることができなかった。ロングレースとはいえ、前半からある程度の速さで走らなければいけないことは感じていた。このことから、50km以上のレースであっても、ウォーミングアップをしっかり行ってスタートしようと考えていた。

<レース当日>
4時10分頃起床し、胃に食べたものが残らないように、早めに朝食を済ませた。また、内容は卵かけごはんとし、良く噛んで食べた。スタート1時間30分前の5時に会場入りし、芥田さんにニューハレを貼って頂いた。
スタートまで1時間を切ったあたりからウォーミングアップを開始し、2kmほどjogした後、ストレッチを行い、50〜80m程度の流しを3本入れた。これは10kmのロードレースに出る時とほぼ変わらないウォーミングアップだ。この時からやや気温が高いことは感じていた。
スタート15分前になると、選手はスタートゲートの後ろに整列する。昨年のトップ10選手は石川さんに一人一人紹介されての入場となる。

6:30スタート。始めから自分の感覚に任せて走ろうと決めていた。心拍数が上がるが、気にしない。2名の選手と先頭を争いながら第1エイド(大池)を首位で通過。
第1エイドを後にして、林道を軽快に走る。無理をしている感覚は無い。黒いウェアの選手が一人ぴったりと私の後についてきたが、息遣いは荒い。一人で走りたかったのでカーブやアップダウンを利用してペースを上げ、少し引き離す。

第2エイド(斑尾山登山道入口)を単独首位で通過。ここからは本格的な登山道。自分の汗によって靴が濡れてきた。ここで発汗量が多いことを感じる。いつもならペースを抑えて歩いたり走ったりする登りだが、今日は走る。斑尾山山頂を経て、下り坂へ。ここはコース中で最も斜度の大きな下り坂が続く区間。とばしすぎず、抑えすぎずのペースで下ってゆく。
第3エイド(バンフ)を単独首位で通過。声援が嬉しい。沼の原湿原を経て、袴岳へ続く上り坂へと進んでゆく。ここでやや足の運びが鈍ってくる。発汗量が多く、体が水を欲している。それでもさほどペースを落とすことなく袴岳山頂を踏み、下り坂へ。下りきると赤池へと進むが、暑さを感じ、エイドが恋しい(水分不足)。塩熱サプリ終わる。
第4エイド(赤池)を単独首位で通過。ムサシを飲み、水を200ml補給する。塩熱飴を2つもらい、パワーバーのかけらをかじりながらエイドを後にする。第4エイドで水分補給をしたものの、ペースは上がらない。ここからは上り坂も多い。足が徐々に痙攣し始める。明らかに電解質不足だ。痙攣の間隔が徐々に増えてくる。それでも第2チェックポイント(希望湖)単独首位で通過。ここからはレース中でも重要なポイント、毛無山までの上り坂だ。ここで走れる体力を残しておくことがこのコース攻略のポイントとなることは重々承知している。気持ちは走っているが、実際はあまり進んでいない…。 
しばらく進んだところでついに後続が追いついてきた。服部選手と中野選手だった。追いつかれてからは、ついていくことが出来ず、2人を見送る。トップを譲り渡したことで、やや気持ちが切れた。痙攣する足で歩いたり走ったりしながら進むしかない。さらに、下り坂でも痙攣してしまい、思うように走れない。
第5エイド(希望湖)で水分と塩熱飴を補給するものの、電解質不足で痙攣がおさまらない。ゴールまでの区間で次々に抜かれ、7位でフィニッシュした。
昨年の反省をもとにペース配分について対策を立てたつもりだったが、昨年は気にできていた「水分補給」「電解質補給」がおろそかになってしまった。
しかしながら、収穫もあった。50km以上のロングレースでも、しっかりウォーミングアップをして準備すれば、始めから体が動くということが分かった。今回は失敗したが、次回は前半のスピードを維持するために、必要な補給をきちんと摂っていきたい。そして、前半からある程度のスピードで走るレースを展開していきたい。